クアラルンプールのおすすめ観光スポット②「モスク」

クアラルンプールには実に至るところにモスクがあります。モスクの美しさに惹かれながらも、宗教に疎い私はなかなか中に入れずにいたのですが、クアラルンプールに住んでいる友人が一緒に来てくれるとのことで、念願のモスクに行ってきました!

マレーシアのモスクについて

皆さんご存知の通りマレーシアは多民族国家です。歴史上様々な文化背景を持った人たちが移り住んで来て今の国家が成り立ちました。そのためイスラム教を始め、仏教、儒教、ヒンドゥー教、キリスト教など様々な宗教の人たちがお互いを尊重しながら共存しています。

特にマレー系の人が人口の多くを占めていて、イスラム教を信仰している人が多いので、クアラルンプールでも街中でモスクを見かけます。モスクはお祈りをする場所ですが、大切なコミュニティーを形成する集会場の様な役割も持っています。

異なる悩みを持った人々が集まることで、家でも学校でも職場でもない「第三の場所」として人々の救いの場所になっています。

私は宗教についてあまり深く考えてこなかったので、恥ずかしさがあってなかなかモスクに入ることができないでいたのですが、今回機会ができたのでどんな感じだったかご紹介したいと思います。

クアラルンプールモスクに行ってきた!

観光スポットとしてはピンクモスク、ブルーモスク、国立モスク(マスジット・ネガラ)、マスジッドジャメが有名ですが、今回私が行ってきたのは「連邦直轄領モスク(Masjit Wilayah)」というモスクです。別名「クアラルンプール・モスク」とも呼ばれ、クアラルンプールを代表するモスクの1つです。ちなみにMasjit(マスジット)がモスクという意味です。

2000年にマレーシア政府によって建てられたモスクで、一度に17,000人を収容できるとても大きなモスクです。

金曜日の夕方以降は礼拝で混むので避けた方が良い様ですが、その他の日時であれば気軽に行って無料で案内してもらえます。入場料も無料です。イスラム教でない人は勝手に中に入ってはいけない様なので、到着したらまずは1階の受付で靴を脱いで、肌を覆うローブを借ります。シンプルなタイプとフードがついたハリーポッターの様なタイプがあります。スカーフを頭にまとえばすっかりイスラム教の人みたいになります。

奥に入ると案内所があって、順番に館内ツアーをしてくれます。ツアーは通常30分〜1時間程度だそうですが、私たちの時は熱心に2時間以上も案内してくれたので、後に予定がある場合は先に伝えておくと良いでしょう。マレーシアに移住した日本人の方も案内人でいうそうで、私たちが行った日は午後から出勤されると言っていました。日本語で案内して欲しい方は事前に問い合わせしておくと良いと思います。

 

Masijit Wilayah

住所:Jalan Sultan Mizan Zainal Abidin, Kompleks Kerajaan, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur

地図左手に写っているのがPublika(パブリカ)というショッピングモールです。とてもきれいでレストランやスーパーなど色々入っているので帰りによると良いと思います。駅からは離れたところにあるので、行き帰りはGrabを使うと良いでしょう。

白い建物に青いドームがとてもよく映えます。鍵穴の様なイスラム独特の形が並んで「おぉーきたな!」という感じがします。

案内所で簡単に世界のモスクのデザインや意味合いについて教えてもらいました。イスラムでは偶像崇拝が禁止されており、人や人が作ったもの、動物はモチーフにしてはいけない決まりになっているそうです。なのでデザインは全て幾何学模様と植物で成り立っています。

また人間的要素を持ち込まないため、モスクに入るときは靴を脱ぎ、手や足を洗って清めてから入ります。

正面の階段を上ると入口があります。お城の様な神聖な雰囲気のする空間です。ところどころに幾何学的な直線とオーガニックな曲線を使ってデザインが施されています。

窓の木彫りの彫刻や繊細なエッチング、絨毯のデザインなど徹底して植物&幾何学模様です。

中に入ると中央にずらーっと絨毯が敷き詰められており、ドーム状の天井が出迎えてくれます。空間が広がっていて空気が澄んでいる感じがします。とても静かで教会やお寺とはまた違った雰囲気がします。穏やかで静寂な空間です。上の方に書かれているアラブ文字は神アッラーの別名らしいです。アッラーは100個名前を持っているそうです。

こちらコーランです。正式なものと、翻訳がされて読みやすくなったものがあります。中まで開いて見せてくれました。

外は広場の様になっていました。礼拝の時の映像をテレビで見たことがある方もいるのではないでしょうか。このエリアは完全に外ですがここでも裸足です。華美過ぎないペイントがとても美しいです。

モスクに行く時の注意点

モスクは神聖な場所なので、厳しいルールはありませんがマナーは守った方が良いでしょう。モスクに行く時の注意点は以下の通りです。

 

礼拝時間は避ける

モスクによって見学可能時間は異なりますが、礼拝で混む金曜日は避けた方が良さそうです。おすすめは平日の午前中と14時以降の時間帯です。礼拝の邪魔にならずゆったりと見学することができます。

 

服装には気をつける

観光スポットになっているモスクにはローブやヒジャブ(頭に覆うスカーフ)が用意されています。なので、そこまでシビアになる必要はありませんが、マナーとして肌の露出が多い服装は避けた方が良いでしょう。礼拝に来ている人が気持ちよくお祈りできる様に配慮すると良いと思います。

 

勝手に中に入らない

初めての方は一人で入らずに案内の人と一緒に入るのがオススメです。中に入る前に警備員やスタッフの人に声をかけて、案内所に連れて行ってもらいましょう。スタッフの方達はイスラム教のことをたくさんの人に知って欲しいという気持ちでやっているので、基本的に観光客に対してもとても親切です。案内に従って一緒に行動する様にしましょう。

 

まとめ

イスラム教について全然知らないで行きましたが、親切に案内してもらえて知識が深まりました。建物の造りがとても美しく、やはり生で見るのは違うなと感じました。日本に住んでいるとなかなか接することのない世界ですが、いろいろな話が聞けてとても勉強になりました。クアラルンプールに来た際はぜひ一度モスクに足を運んでみてください!

ウィービング作家・講師をしています。2015.7~2018までに500名以上がワークショップに参加。2019年はブログやYouTubeで情報をシェアしながら東南アジアの国々でウィービングしています。